面接対策をしっかりとすることで採用のチャンスを上げる

企業がどんな人物を採用するかというのは、それぞれの会社で異なった基準や指針を持っています。この採用基準というのは、時代によって多少の変化が見られるように思います。以前は、学歴や資格、実務経験などの数字に表れるものがより重視されていました。もちろん、今でもこうした条件がしっかりと見られることには変わりませんが、昔ほど重点が置かれなくなっているように感じています。

少子化ということもあって、以前よりも就職や転職を希望する人の絶対数が減っていますので、企業としても選択肢が減ってきているためです。また、以前よりも一つの会社に留まって長く勤務する人の割合が減っていることも関係していると思います。とにかく見た目上の優秀な人材を集めようという考え方よりも、人間としての基本的な資質がしっかりとしていて、長く会社としてもいて欲しいと思える人を求める傾向が強くなっているのです。そのため、書類選考よりも面接でそれぞれの人柄や資質を判断しようとする会社が増えている気がします。実際に、多くの企業で面接の回数を増やしていて、一回や二回の面接だけでは採用が決まらないというケースが多くなっているのです。

そのため、採用を決めたいのであれば、面接対策をしっかりとすることを勧めています。できるだけ、具体的な場面を想定して、本番さながらの練習をしましょう。一人で面接対策をするのであれば、鏡を前にして面接用の服装に着替えて練習するのがいいかと思います。受け答えをする時には、必ず顔を上げて面接官の顔を見ながら話すこと、笑顔をキープしてさわやかなイメージを与えることなどを意識します。特に表情は緊張してしまうと、自分でコントロールできなくなりますので、鏡で自分の表情を見ながらさわやかな笑顔がキープされるまで練習します。無意識にこうした表情が取れるようにすることで、緊張しているとしても面接官に良い印象を与えられます。

また、どんな質問が来るかを考えて回答を想定しておくのも大事です。ここでのポイントは、何を言うかも大事ですが、それ以上にどのように言うかということです。いかにも準備してきたという感じで棒読みするのではなく、心から話せるように練習しましょう。また、はっきりと明るく答えられるように、言葉遣いや発声などにも注意します。自分の声を録音して聞いてみたり、誰かに聞いてもらってアドバイスをもらったりするのもおすすめの方法です。

面接の参考になる動画をいろいろなところが投稿していますが、マイナビ転職が投稿している下の動画も参考になりました。こういったものを活用しながら、しっかりと練習を積んで納得のいく面接を実現してくださいね。

面接を攻略するためにPREP法(プレップ法)をマスターしよう

説得力のある話をするために、プレップ法を用いると、面接官への印象をあげることができます。
プレップ法とは
P OINT=ポイント、結論
R EASON=理由
E XAMPLE=事例、具体例
P OINT=ポイント、結論を繰り返す
のことです。
ビジネスシーンでは「結論から」という鉄則があります。面接においても、結論→理由→具体例→結論の順番で話すことで、簡潔に論理的に、そして効果的に伝えることができます。面接官に良い印象を与えるためにも、普段からの会話も意識して見ましょう。